せかいのものさし

グリセリン脂肪酸エステル

指定添加物・番号 124・Glycerol Esters of Fatty Acids

世界規制ポイント 6点

ヒトの研究 +4、動物・細胞の実験 +2

計算式はこちらで公開しています。表示には量が書かれないため、量は計算に入りません。

各国の扱い

日本EU米国中国韓国タイ
○○○○−○
  • 日本:許可(指定添加物:国が指定)
  • 米国:FDA「食品添加物等一覧」に収載(EMULSIFIER OR EMULSIFIER SALT)
  • 韓国:韓国の基準に見当たらない

○=その国の許可リストに載っている ×=その国が禁止・取消・削除した(明確な措置あり) −=その国のリストに見当たらない(禁止という意味ではありません) /=その国では別の制度で扱うため照合の対象外

研究の報告

【ヒト観察研究】フランスの9.5万人。摂取量が増えるほどリスクが上がり、セルロース類1.05倍、CMC 1.03倍、脂肪酸エステル(E472b)と脳血管疾患1.11倍(1標準偏差あたり)

心血管疾患・Sellem et al., BMJ・2023-09・確度:確定・出典

【ヒト観察研究】9.2万人。E471で全がん1.15倍・乳がん1.24倍・前立腺がん1.46倍、カラギナン類で乳がん1.32倍

がん・Sellem et al., PLOS Medicine・2024-02・確度:確定・出典

【動物実験】マウスで脂質と血糖の代謝が悪化し、腸内細菌が内側の粘液層に入り込む傾向と、血中の炎症物質(LPS)の増加

代謝悪化・腸内細菌・炎症・Panyod et al., Communications Biology・2024-06・確度:確定・出典

【動物実験】低脂肪食のマウスで体重・体脂肪・中性脂肪と炎症物質(IL-6・TNF-α)が増加し、腸内細菌アッカーマンシアが減少

肥満・炎症・Jiang et al., Mol Nutr Food Res・2018-02・確度:確定・出典

【細胞実験(ヒト腸内細菌の培養)】体外で培養したヒトの腸内細菌で、多くの乳化剤が炎症を起こしやすい方向に変化させた(レシチンは有意な変化なし)

腸内細菌の炎症方向への変化・Naimi et al., Microbiome・2021-03・確度:確定・出典

影響の分類ごとの、確かめられた最も強い証拠の種類

  • 発がん性:ヒト観察
  • 腸内細菌・腸炎症:動物
  • 心臓・血管:ヒト観察

この物質が入りうる一括名

日本のリストの出典:食品衛生法施行規則 別表第一(e-Gov法令検索、令和8年4月1日施行版)。診断ではありません。体調の判断は医師に相談してください。