せかいのものさし

ポリソルベート八〇

指定添加物・番号 399・Polysorbate 80

世界規制ポイント 4点

規制判断 +2、動物・細胞の実験 +2

計算式はこちらで公開しています。表示には量が書かれないため、量は計算に入りません。

各国の扱い

日本EU米国中国韓国タイ
○○○○○○
  • 日本:許可(指定添加物:国が指定)
  • 米国:FDA「食品添加物等一覧」に収載(COLOR OR COLORING ADJUNCT)

○=その国の許可リストに載っている ×=その国が禁止・取消・削除した(明確な措置あり) −=その国のリストに見当たらない(禁止という意味ではありません) /=その国では別の制度で扱うため照合の対象外

研究の報告

【規制判断】グループ1日許容量25mg/kgに対し、幼児の高摂取シナリオで24.5mg/kgとほぼ到達

許容量に近い摂取(幼児)・EFSA・2015-07・確度:確定・出典

【動物実験】マウスに低濃度で与え、軽い腸の炎症と肥満・メタボが起き、大腸炎になりやすいマウスでは重い大腸炎になった

大腸炎・メタボ・Chassaing et al., Nature・2015-02・確度:確定・出典

【動物実験】マウスで雄に不安様行動、雌に社会行動の低下

不安様行動・社会行動の変化・Holder et al., Scientific Reports・2019-01・確度:確定・出典

【細胞実験・ヒト組織】0.01%で大腸菌が腸の細胞層を通り抜ける量が59倍、ヒトの腸組織(パイエル板)で2倍

腸のバリアを細菌が通り抜ける・Roberts et al., Gut・2010-10・確度:確定・出典

【動物実験】クローン病に関係する大腸菌を持つマウスで慢性腸炎を起こし、菌の病原性遺伝子の発現を高めた

慢性の腸炎・Viennois et al., Cell Reports・2020-10・確度:確定・出典

【細胞実験(ヒト腸内細菌の培養)】体外で培養したヒトの腸内細菌で、多くの乳化剤が炎症を起こしやすい方向に変化させた(レシチンは有意な変化なし)

腸内細菌の炎症方向への変化・Naimi et al., Microbiome・2021-03・確度:確定・出典

影響の分類ごとの、確かめられた最も強い証拠の種類

  • うつ・不安:動物
  • 腸内細菌・腸炎症:動物
  • 内分泌・代謝:動物

研究されている分野(論文の数)

論文の数は「研究されている」ことを示すだけで、影響が確かめられたという意味ではありません(名前が一般的な物質は関係のない論文も含みます)。

  • 発がん性:111件
  • 遺伝毒性:7件
  • 神経・行動・発達障害:25件
  • うつ・不安:12件
  • 生殖・胎児発達:9件
  • 腸内細菌・腸炎症:38件
  • 内分泌・代謝:10件
  • アレルギー・過敏症:98件
  • 肝臓・腎臓・酸化ストレス:41件
PubMed で検索の条件を開く

この物質が入りうる一括名

日本のリストの出典:食品衛生法施行規則 別表第一(e-Gov法令検索、令和8年4月1日施行版)。診断ではありません。体調の判断は医師に相談してください。