せかいのものさし

リン酸二水素アンモニウム(別名リン酸一アンモニウム)

指定添加物・番号 467・Ammonium Dihydrogen Phosphate (Ammonium Phosphate, Monobasic)

世界規制ポイント 7点

規制判断 +2、ヒトの研究 +4、動物・細胞の実験 +1

計算式はこちらで公開しています。表示には量が書かれないため、量は計算に入りません。

各国の扱い

日本EU米国中国韓国タイ
○−○○○○
  • 日本:許可(指定添加物:国が指定)
  • EU:EUの許可リストに見当たらない
  • 米国:FDA「食品添加物等一覧」に収載(LEAVENING AGENT)

○=その国の許可リストに載っている ×=その国が禁止・取消・削除した(明確な措置あり) −=その国のリストに見当たらない(禁止という意味ではありません) /=その国では別の制度で扱うため照合の対象外

研究の報告

【規制判断】グループ1日許容量はリンとして40mg/kg。乳児・幼児・小児は平均的な摂取量でも超える。添加物のリンは80〜90%が吸収される

許容量の超過(子ども)・EFSA・2019-06・確度:確定・出典

【ヒト観察研究】米国の9,686人で、1日1,400mgを超える人の死亡リスクは2.23倍(1,400mg未満では関連なし)

全死亡・Chang et al., Am J Clin Nutr・2014-02・確度:確定・出典

【ヒト観察研究(メタ解析)】腎臓病のない一般の人で、リン値が高い群は心血管死亡1.36倍・全死亡1.35倍(2024年のメタ解析では心血管死亡1.44倍)

心血管死亡・Clin Chim Acta・2016-10・確度:確定・出典

【ヒト介入試験】健康な女性14人に1日1,500mgを与えると、24時間で血中リンと副甲状腺ホルモンが上昇(短期・少人数)

骨の代謝(副甲状腺ホルモン上昇)・Eur J Nutr・2013-04・確度:確定・出典

【総説】無機リンは効率よく吸収され、腎臓病の進んだ人では血中リンを上げる。食品のタンパク質由来のリンは吸収されにくい(ドイツの医学誌)

血中リン上昇・血管の石灰化・Ritz et al., Dtsch Arztebl Int・2012-01・確度:確定・出典

影響の分類ごとの、確かめられた最も強い証拠の種類

  • 心臓・血管:ヒト観察
  • 肝臓・腎臓・酸化ストレス:ヒト試験

研究されている分野(論文の数)

論文の数は「研究されている」ことを示すだけで、影響が確かめられたという意味ではありません(名前が一般的な物質は関係のない論文も含みます)。

  • 遺伝毒性:1件
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この物質が入りうる一括名

日本のリストの出典:食品衛生法施行規則 別表第一(e-Gov法令検索、令和8年4月1日施行版)。診断ではありません。体調の判断は医師に相談してください。