せかいのものさし

食用赤色四〇号(別名アルラレッドAC)及びそのアルミニウムレーキ

指定添加物・番号 218・Food Red No.40 (Allura Red AC) and its Aluminum Lake・E129

世界規制ポイント 10点

規制判断 +4、ヒトの研究 +4、動物・細胞の実験 +2

計算式はこちらで公開しています。表示には量が書かれないため、量は計算に入りません。

各国の扱い

日本EU米国中国韓国タイ
○○○○○○
  • 日本:許可(指定添加物:国が指定)
  • EU:子どもの活動と注意への影響の警告表示が義務
  • 米国:FDA「食品添加物等一覧」に収載(COLOR OR COLORING ADJUNCT)

○=その国の許可リストに載っている ×=その国が禁止・取消・削除した(明確な措置あり) −=その国のリストに見当たらない(禁止という意味ではありません) /=その国では別の制度で扱うため照合の対象外

海外の規制措置:EU・英国FSA:子どもの多動・注意への影響(警告表示)(2010-07-20) / 米カリフォルニア州:学校給食での禁止(2024-09) / 米HHS/FDA:段階的廃止の方針(2025-04-22)

研究の報告

【規制判断】EUと英国は、これらを含む食品に「子どもの活動と注意に悪影響を及ぼすおそれがあります」の表示を義務付けている(規則(EC)1333/2008 附属書V)

子どもの多動・注意への影響(警告表示)・EU・英国FSA・2010-07-20・確度:確定・出典

【規制判断】カリフォルニア州AB2316で、2027年12月31日から公立学校の食品での使用を禁止。州環境保護庁の報告は「一部の子どもで多動などの神経行動上の問題」

学校給食での禁止・米カリフォルニア州・2024-09・確度:推定・出典

【規制判断】米HHS/FDAが2026年末までに石油系合成着色料6色を段階的に廃止する方針を発表。ADHD・肥満・糖尿病など子どもの健康への潜在的影響に言及(法的な禁止ではなく業界の自主的取組が中心)

段階的廃止の方針・米HHS/FDA・2025-04-22・確度:確定・出典

【ヒト介入試験】3歳児153人と8〜9歳児144人の二重盲検試験で多動が増えた。効果量は0.12〜0.32と小さい。着色料と安息香酸のどちらが原因かは分けられていない(サウサンプトン研究)

子どもの多動・McCann et al., Lancet・2007-11・確度:確定・出典

【ヒト介入試験】米国の大学生で、2週間除去した後に合成着色料225mgを摂ると、ADHDのある学生で症状と脳波が悪化した

ADHD症状の悪化・Kirkland et al.(Banc 2024総説で引用)・2022・確度:推定・出典

【動物実験】慢性的・幼少期からの摂取でマウスの大腸炎が悪化した(断続的な12週間の曝露では影響なし)

大腸炎の悪化・Kwon et al., Nature Communications・2022-12・確度:確定・出典

【動物実験】雄ラットに黄色5号2.5mg/kg・赤色40号7mg/kgを4週間与え、肝臓・腎臓の機能指標が上昇し組織が変化。黄色5号では白血球のDNA損傷(コメットアッセイ)が増えた

肝臓・腎臓の障害、DNA損傷・Khayyat et al., PeerJ・2018・確度:確定・出典

影響の分類ごとの、確かめられた最も強い証拠の種類

  • 遺伝毒性:動物
  • 神経・行動・発達障害:規制当局
  • 腸内細菌・腸炎症:動物
  • 肝臓・腎臓・酸化ストレス:動物

研究されている分野(論文の数)

論文の数は「研究されている」ことを示すだけで、影響が確かめられたという意味ではありません(名前が一般的な物質は関係のない論文も含みます)。

  • 発がん性:3件
  • 遺伝毒性:3件
  • 神経・行動・発達障害:2件
  • 生殖・胎児発達:3件
  • 腸内細菌・腸炎症:1件
  • アレルギー・過敏症:1件
  • 肝臓・腎臓・酸化ストレス:1件
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日本のリストの出典:食品衛生法施行規則 別表第一(e-Gov法令検索、令和8年4月1日施行版)。診断ではありません。体調の判断は医師に相談してください。