せかいのものさし

食用赤色三号(別名エリスロシン)及びそのアルミニウムレーキ

指定添加物・番号 217・Food Red No.3 (Erythrosine) and its Aluminum Lake・E127

世界規制ポイント 10点(S対象)

米国禁止 +4、規制判断 +4、ヒトの研究 +2

海外で禁止され、国際機関などが懸念を示した添加物です。この添加物を含む商品は S ランクになります。

計算式はこちらで公開しています。表示には量が書かれないため、量は計算に入りません。

各国の扱い

日本EU米国中国韓国タイ
○○×○○○
  • 日本:許可(指定添加物:国が指定)
  • EU:用途はカクテルチェリー等に限定
  • 米国:2025年1月に承認取消(食品は2027年1月15日まで)

○=その国の許可リストに載っている ×=その国が禁止・取消・削除した(明確な措置あり) −=その国のリストに見当たらない(禁止という意味ではありません) /=その国では別の制度で扱うため照合の対象外

海外の規制措置:米FDA:発がん性(甲状腺)(2025-01-16) / 米カリフォルニア州:州法による禁止(2023-10-07) / 米HHS/FDA:段階的廃止の方針(2025-04-22)

研究の報告

【規制判断】米FDAが食品・内服薬への使用承認を取消(食品は2027年1月15日まで)。根拠は高用量を与えた雄ラットでの甲状腺腫瘍。FDA自身は「雄ラット特有の仕組みで、人へのリスクを示すものではない」と説明

発がん性(甲状腺)・米FDA・2025-01-16・確度:確定・出典

【規制判断】カリフォルニア州AB418で、2027年1月1日からこれらを含む食品の販売を禁止

州法による禁止・米カリフォルニア州・2023-10-07・確度:確定・出典

【規制判断】米HHS/FDAが2026年末までに石油系合成着色料6色を段階的に廃止する方針を発表。ADHD・肥満・糖尿病など子どもの健康への潜在的影響に言及(法的な禁止ではなく業界の自主的取組が中心)

段階的廃止の方針・米HHS/FDA・2025-04-22・確度:確定・出典

【ヒト介入試験】米国の大学生で、2週間除去した後に合成着色料225mgを摂ると、ADHDのある学生で症状と脳波が悪化した

ADHD症状の悪化・Kirkland et al.(Banc 2024総説で引用)・2022・確度:推定・出典

影響の分類ごとの、確かめられた最も強い証拠の種類

  • 発がん性:規制当局
  • 神経・行動・発達障害:ヒト試験

研究されている分野(論文の数)

論文の数は「研究されている」ことを示すだけで、影響が確かめられたという意味ではありません(名前が一般的な物質は関係のない論文も含みます)。

  • 発がん性:20件
  • 遺伝毒性:15件
  • 神経・行動・発達障害:11件
  • うつ・不安:1件
  • 生殖・胎児発達:4件
  • 内分泌・代謝:7件
  • アレルギー・過敏症:5件
  • 肝臓・腎臓・酸化ストレス:5件
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日本のリストの出典:食品衛生法施行規則 別表第一(e-Gov法令検索、令和8年4月1日施行版)。診断ではありません。体調の判断は医師に相談してください。